次世代住宅ポイント制度ってどんなもの?
2019年12月10日
これから新築の家を買おうと考えている方、また中古の住宅を買ってリノベーションをしようと思っている方におすすめなのが、次世代住宅ポイント制度です。これは消費税が10%に増税されるをきっかけに生まれた制度で、バリアフリーや省エネ、それに耐震性などに配慮した住宅を建てたりリフォームしたりといったことを推進するためのものとなっています。ちなみに、消費税増税前の8%の時期に購入したものは対象外ですので、注意が必要です。
次世代住宅ポイント制度では、あらかじめ決められた条件を満たす新築住宅やリノベーションに対してポイントが配布されますので、条件をしっかり確認しておくことが重要になります。例えば現在住んでいる住宅が耐震設計になっていない場合、耐震補強工事を行うとこのポイントの対象となるのです。高齢者や障害者にとって住みやすいバリアフリーのリフォームなどを行った場合も同様で、それぞれに決められた要件を満たせば、上限はあるもののポイントをもらうことができます。
子育て支援策の一環でもあるため、子供を育てやすいようにリノベーションを行った場合にも、この制度の対象となる可能性がありますので、考慮に入れておきましょう。元々耐震性の強化や省エネの推進、それに子供や高齢者が安心して暮らせるまちづくりなどの一環としての施策ですので、対象範囲が広いため知っておいて損ではありません。現金での還付は受けられませんが、もらったポイントは専用のサイトで様々な商品と交換することができます。
商品のラインナップも豊富で、省エネ家電やインテリアから食品雑貨に至るまで揃っており、条件を満たした住宅の購入や改修で数十万円分の商品を交換できるのです。家を買うというのは経済的な負担が大きいものですから、費用の軽減と共にこういった制度を利用することで暮らしが楽になります。特に、省エネの家電や設備等は長い目で見てそれ自体が節約につながりますし、子育て支援にもつながるため、積極的に取り入れたいところです。
注意点として、新築住宅の購入の際には不動産屋などからこの制度について案内がありますが、基本的には自分で申請しなければなりません。特に中小の工務店などに依頼してリノベーションする際には、案内がない可能性もありますので事前に自分で申請書類を取り寄せ、必要な条件を確認しておくと良いでしょう。高齢者や小さなお子さんがいる家庭には特におすすめの制度ですので、是非これを上限まで利用して賢く住宅購入やリフォームを行いましょう。