リフォームのコストを抑えるポイント
2019年12月30日新築で住宅を購入する場合には考えなくて良いことですが、中古の物件を買った場合にはリフォームという作業が欠かせません。せっかく格安でコストパフォーマンスの良い中古の物件を買ったのに、リフォームで費用が膨らんでしまい結局は新築と変わらなくなった、という話もよく聞きます。
もちろん、状態が悪くリノベーション費用がかかってしまうような物件もありますが、これは事前に下調べをすることで回避できるでしょう。通常のリフォームで費用がかかりすぎてしまうのは、主に業者選びとコミュニケーション不足であることが多いのです。どのようにすれば費用を抑え、理想のリフォームを行うことができるのか、について見ていきます。
まず最も重要なのは、業者の選び方です。通常、中古の住宅を購入する際にはその物件を扱った不動産屋から、リフォーム業者を紹介されることがあります。その業者が悪いというわけではないのですが、やはり様々な所から見積もりをとって比較検討しなければ、割高な工事を押し付けられてしまうこともあるでしょう。
大手のリフォーム業者に依頼すれば安心という考え方もありますが、結局は地元の工務店などに下請けしていることもあり、値段の割に工事の品質が低いというリスクも考えられます。リフォームは何人もの人間を使うため、あまり遠方から業者に来てもらうわけにはいきません。そのため、なるべく地元で口コミや評判を収集し、評価の高い所に依頼するというのがおすすめです。
それだけではなく、きちんと担当者とコミュニケーションをとって希望を伝えるということも、費用を抑える上では非常に大切な役割を果たします。そもそもリフォームというのは機能面だけではなく、見た目やデザインも含むものですから、依頼者が希望をしっかりと伝えることが大切です。また大抵のリノベーションでは既に出来上がったプランの中から選ぶ形を取りますが、細かい希望がある場合にはオプションとしてつけてもらったり、不満な部分を削ってもらったりといった交渉をしましょう。
大抵の場合、業者は自分に利益が上がるようなプランを勧めてきますので、一つ一つの建材や設備、性能などについて比較し必要かどうかの検討を重ね、なるべく不満のない工事を自分で取捨選択するということが必要になります。もちろんあまりにもコストの削減ばかりに目がいって、住宅としての性能が悪くなっては元も子もありません。最低限の耐震性や耐火性、それに住み心地などは確保した上で、建材やプランを選ぶようにしましょう。