マンション暮らしって意外とトラブルが多い?
2020年02月14日マンションは一戸建てと違い集合住宅であるため、防犯面などでは有利な点がありますが、当然マイナス面も抱えています。その多くが、他の住民とのトラブルです。例えば一戸建てならば、敷地のすべては自分しか利用しませんが、マンションでは共有部分を他の人と一緒に使うことになるのです。自分の家のすぐ前の廊下を荷物置き場にして他人に利用される、駐車場や駐輪スペースを勝手に使われる、などといったことも考えられます。
そして最も多いのが、やはり騒音トラブルです。上の階の足音が響いてきたり、楽器の音や騒音、それにペットの声などが気になるというのは集合住宅では避けられないことでしょう。マンションの規約である程度のルールがあるものの、結局は個々人のマナーに委ねられている部分も大きいため、トラブルになりやすいのです。特に高齢者の場合は一日中家にいることも多く、足音や子供の声などに敏感ですので、なるべく摩擦が起こらないように早めに話し合いなどを打つことが重要になります。
とはいえ、マナー問題などは最初から当事者同士で話し合うとさらにこじれたりしますので、管理会社や管理人などに間に入ってもらう方が良いでしょう。子供の声が気になるといったケースでは年齢とともに改善されていく可能性がありますが、犬や猫などペットの場合はそうではありませんので、しっかりと対処することが大切です。
仮にペット禁止の住宅であっても、実際には黙認されているケースもあるため、入居の際には予め下見をして実態を確認しておくと良いでしょう。特に分譲の入居者が多いマンションでは管理人もあまり強く言えないため、注意が必要です。
マンションを選ぶ際には、駐車場を確認しておくということも非常に大事なポイントとなります。入居している世帯に対して駐車台数が少なければ、そもそも利用ができません。また駐車場内が狭ければ車同士の衝突などが起こりやすく、トラブルの種となるのです。自分が契約しているスペースを勝手に他人に利用されることもあるため、駐車場に監視カメラが付いているところを選びましょう。
集合住宅ではこのようなトラブルをゼロにはできませんが、大切なのはしっかりと対処してくれる管理会社を選択することです。積極的に仲裁をしてくれない管理会社もありますので、物件の値段や内装だけではなく、マンションの管理の質もきっちりとチェックしておくことがマンション選びの大きなポイントとなるでしょう。